軽部学長のキラットひらめきコラム

第1回「大学をあげて取り組む先端的研究(1) ――人工知能研究」

皆さん、こんにちは。東京工科大学学長の軽部征夫です。このコラムでは、受験生の皆さんに役立つ本学の情報やさまざまなメッセージを届けていきますので、1年間、お付き合いをどうぞよろしく。

さて、第一回目となる今回は、本学の先端的研究にスポットを当ててお話ししましょう。
皆さんは、この春、「THE世界大学ランキング 日本版2017」というものが発表されたことをご存知でしょうか。本学はその中の“教育成果”という分野で100位以内に入りました。これは本学の就職率の高さが評価されたからだと言えます。ただ、私としては当然ながらこの結果に満足しているわけではありませんし、一番重要なのは総合的な教育力だと感じています。そのため今後も本学では教育力アップに向けて、いろいろなことに取り組んでいきます。そのうちのひとつとして挙げられるのが、先端的な研究への注力です。

今、本学では二つの大きな研究に、大学をあげて取り組み始めています。そのひとつが、昨年、立ち上げた「人工知能(AI)研究会」です。これは本学の全教員が所属する研究会で、学部ごとに分科会をつくり、それぞれの専門分野をベースにAI研究に取り組んでいます。
例えば、医療保健学部では、福岡大学の医学部とともに、出産にAIを活用しようと研究を進めています。産婦人科で出産するときは、産婦人科医だけでなく助産師が大いに活躍するのですが、その場合、経験に頼るところが大きいのです。そこでその経験をAIに学習させて、胎児を安全に出産させる研究が始まっています。

また、リハビリの効果をAIで検証する試みも行われています。本学のコンピュータサイエンス学部で研究している腕につける超小型モーションキャプチャシステムを装着してリハビリを実施し、AIでリハビリ効果を検証する研究です。さらに応用生物学部では、AI を用いる画像解析でサケの雌雄判断をしたり、ガン細胞に有効な薬剤の探索を行う研究が進んでいます。

これから社会は、AIとロボットとインターネットによって、どんどん変化していきます。人間がする単純な仕事がなくなったり激変したりするかもしれません。少なくとも、産業構造ががらりと変わることは容易に予測できます。それゆえにAI研究は、より一層、重要性を増してくることでしょう。

それでは、また。次回は本学が取り組み始めた、もうひとつの大きな研究についてお話したいと思います。

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