軽部学長のキラットひらめきコラム

第9回 東京工科大学のこれから(2)自信とモチベーションのつく学び

 皆さん、こんにちは。いよいよ2017年が始まりました。今年最初のコラムでは、学生の皆さんに自信とモチベーションを高めてもらうための本学の取り組みについてお話ししたいと思います。

 まず、私が先生方にお願いしているのは「学生たちに自信をつけさせるプログラム」を考えて欲しいということです。
 文科省が高等学校の学習指導要領のなかで学生に身につけて欲しい力としているのは、「思考力」「判断力」「表現力」の3つです。これらは本学のラーニング・アウトカムにもきちんと組み込まれています。しかし私は、ここには入っていないけれど実はとても大切な力が「自信」だと考えます。 人は「自信」がなければ世の中を生き抜いていけませんし、時代の変化にもついていけない。とはいえ最初から「自信」を持っている人はいませんから、それを大学で身につけられるようにしたいと思っています。
 そのために有効なのは当コラムの第四回でも触れた「プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)」です。本学ではこのPBLを1年次から取り入れています。ただ教師から知識を受け取るのではなく、あるプロジェクトに関して自分たちでいろいろなことを調べ、それをまとめて発表し、質疑応答やディベートを通してさらに知識や思考を深めていく。このように「自分の頭を使って考え、学ぶ」ことで、自分に自信をつけてもらえることを目指しています。

 もうひとつは、入学後にモチベーションを維持すること。そのためにまず力を入れたいのが、入学前のベストマッチングです。たとえばアメリカの多くの大学には、「アドミニストレーション・オフィサー」という大学のカリキュラムを熟知している事務の専門家がいます。高校生たちは入学前に自分が学びたいことがそこで実現できるかどうか各大学のアドミニストレーション・オフィサーと話し合い、進学先を決めます。そのため彼らはやりたいことが明確で、入学時のモチベーションがとても高いのです。
 本学でも入学前の学生たちに、どの学部で何を学びたいかということをしっかり見極めてもらいたいと思っています。こういう分野の専門家になるためには、こういう科目をとればいいということがわかる「カリキュラム・マップ」の提供を予定していますが、それだけでは足りない部分もあるでしょう。そこで、オープンキャンパスなどで一人ひとりの学生と面談をして何をやりたいかを聞き、それならこの先生と話してみるといいよ、というように皆様の希望とマッチングができるようにしたい。来年からは、そういった部分にもさらに力を入れていきたいと考えています。

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